令和5年度工賃実績のご報告
令和5年度の利用者さんへの工賃支払実績をご報告いたします。
ようやく新型コロナから脱出し、開設5年を迎える節目の1年となりました。
そして今回の令和6年度報酬改定により「月額平均工賃」の算定方法が大きく改定されました。
ずっと月額平均工賃の旧算定方法には疑問を感じていたので、どこかスッキリする内容になりました。
旧算定式 | 工賃支払総額÷工賃支払対象者総数(一部除外対象あり) |
新算定式 | 工賃支払総額÷開所日1日あたりの平均利用者数÷12(月) |
私たちはこの改定により自動的に月額平均工賃が上がることになりましたが、それに左右されることなく、開所以来初めて元々計画していた目標工賃額を達成することができました。
以下実績となります。
<ACE16川崎菅生>
工賃支払総額 | 5,383,123円 /年 | 前年度+2,549,641円 |
月額平均工賃 | 旧算定式:11,076円 | 前年度+4,849円、目標額+1,076円 |
新算定式:17,770円 |
<ACE16川崎中原>
工賃支払実績 | 2,370,478円 /年 | (前年度+842,255円) |
月額平均工賃 | 旧算定式:7,522円 | (前年度+3,289円、目標額+1,897円) |
新算定式:13,112円 |
達成の大きな要因は、元々新型コロナによる影響がなければ受注できていた作業が再開し、新たな施設外作業を追加したこと。
開設以来ずっと燻っていた月額平均工賃を一気に上げられた1年となりました。
お取引先の皆様には本当に感謝です。
ただ問題はここからです。現状を落とすことなく更に上げていく取り組みには、それぞれの作業の精査とやはり新しい取り組みが不可欠です。
時間的に都合の良い作業を組みながら、バリエーションの展開も広げる取り組みをしている為、
とても煩雑な状況になっているのは否めません。
毎年目標を掲げ、取り組んでいくことはとても意味があり励みになります。
この先ずっと上げ続けていくことは年々難しくなってきますが、そこも事業の肝の一つと捉え進化を図っていかなければと強く感じています。